プカプカおさかな委員会

たかとけいたが日記やらなんやらを載せる場所です。おさかなも委員会も関係ありません。

【日記】月一の休日

2024年2月11日(826日目/1444日目)

月一の休日

 

 

ルーティン

 3連休、お外に出る日です。よっしゃ〜。3連休の中日にいろんなところが混雑する理由がようやく分かりました。みんな仕事の次の日はゆっくりしてたいし、仕事の前の日もゆっくりしてたいんだね。分かる分かる。ぼくも全く同じ理由で今日出かけました。だからこそ、この一日に全てを詰め込んだ。まず朝イチで髪を切りにいきました。こうなるとこの後の動きは確定してくるんだけどね。月に一回髪を切っているので、今日も切ってきました。月に一回髪を切ってる人の長さじゃないんだけどね。でもまぁ、ルーティンになっちゃってるので……。

 

 その後はいつも通り映画を観にいきました。髪切った後に歩いて新宿まで行って映画観るの、完全にルーティンになっている。本日1本目の作品は『カラーパープル』でした。みんな歌が上手でした……。浅いね。感想として浅すぎる。なんだろうな……。あまりにもミュージカルすぎる感じはしたけどな。映画のミュージカルというよりは、舞台のミュージカルって感じが強かった。ぼくはそういう作品が好きだからいいんだけど、違和感がないわけでもない。そっちに振り切りすぎると不自然さが出てしまうのも事実なので。

 

 あとはキリスト教的な考え方がかなり表れていた。まぁそういう部分が要素として出てたから当然っちゃあ当然なんだけど、黒人的というかキリスト教的というか。ある意味でステレオタイプっぽい部分が表れていた。それは別にマイナスの意味ではなくてな。ただぼくはあんまりその思想と相性がよくないんだ。「赦し」ってあんまりいいことじゃないと思ってるから。だからある意味偽善的というか、そういう風に感じてしまう。それはぼくがそこまで高尚な生き方を受け入れられていないからなんだけど。思想が出てる映画は頭の中がグチャグチャになるから面白い。

 

 

小骨

 2本目は『カラオケ行こ!』。この作品、全く観る気はなかったんです。原作のコミックスも読んだことなかったし、予告編とかも特に引っかからなかったから。でも公開されてからTwitterでめちゃめちゃレビューが流れてきて。どれもやたらと評判良かったんで、ちょっと気になって観ちゃいました。たしかにこりゃ面白かった。みんながベタ褒めするのも分からなくはない。結構好きです。こうなると原作もちょっと気になってくるよな。

 

 ぼくが邦画をあんまり観ない理由の一つに、そのテンポ感があるんですよ。邦画ってなんかテンポ独特だったりするじゃん。それがハマらなかったりする。あとユーモアもあんまりピンとこなかったりするんですよ。多分同じ言語圏のボケだからこそ、細かい部分を受け入れられなかったりするんだと思う。でもこの作品はその辺が割とスっと入ってきた。比較的感覚が近かったのかもしれない。今年観た邦画、どれも結構好きな作品だから嬉しいです。よっぽど大外ししてくる作品も最近はあんまりないけど。作品を選ぶ感覚というか、選球眼が身に付いてきたのかもしれない。

 

 割とフラットに楽しめる作品だったかも。ユーモアとか以外も、そこまで引っ掛かりがなく観られた。全くなかったわけではないけど、そこも含めて心地よかった。全く何も引っ掛かってこない作品って、それはそれでつまらないじゃないですか。自分の中に違和感を残してくれる作品の方がいい。その方が余韻を楽しむことができるから。そういう意味ではとてもちょうどいい作品でした。小さな違和感が残るけど、だからこそ清々しく感じる部分もある。これ、観てくれないと伝わらないかも。観てください、みんな。

 

 

正々堂々

 最後の3本目は『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』でした。同名のゲームを基とした作品で、もちろんゲームと同じくホラー作品になっている。最近結構ホラー観てる気がするな。前は半年に一回くらいだったけど、ここんところは割と観てるかも。まだまだ全然苦手だけどな。比較的頻度高めで観てるってだけで、全然得意ではないです。ビクビクしたがら観てるよ。観なきゃいいのにね。でもこの作品は原作のゲームが結構有名じゃないですか。ぼくもやったことはないけど名前くらいは知っている。だから観たんだけどね。

 

 なんというか、結構質の高いホラーだったかも。ぼく、ジャンプスケアが嫌いなんですよ。いわゆるビックリ系というか、急に大きな音出したりして驚かす手法のことね。これを多様してる作品って、小手先感が出ちゃうじゃないですか。でもこの作品はそんなことなかった。もちろんジャンプスケアもあるんだけど、そこに頼り切ってる感じがしなかった。ちゃんとストーリー的な奥深さもあるし、ホラー要素以外も目を引くポイントがいっぱいあった。だから割と観ていられたのかも。

 

 全部のホラーがこうだったらいいのにね。大きな音出したりして驚かすの、もうやめにしませんか? そんなことしないで、正々堂々来てくれ。でももう、ホラーってそういうものになってるんだろうな……。観客が求めるものがそっちに寄っているから、市場に出てくるものもそうなってしまうってことでしょ。結局は観客ありきのものではあるから、仕方ないことではあるんだけど。でも全部が全部そうである必要はない。マスを狙う必要はないんですよ。外した作品があってもいい。

 

 だからもう怖くしないでくれ……。