プカプカおさかな委員会

たかとけいたが日記やらなんやらを載せる場所です。おさかなも委員会も関係ありません。

【日記】過去を超える有休

2023年12月15日(768日目/1386日目)

過去を超える有休

 

 

挑戦

 有休です! 待ちに待った今年2度目の有休。そしてボーナス支給日でもある。でもまぁ、ボーナス出る前から欲しいもんは買ってるからな……。別にボーナス出たからって生活が変わったりはしない。ボーナス出る前からボーナス出たみたいな生活を送っている。今日支給された分はそっくりそのまま貯金に回ります……。それもそれで素晴らしいことではあるんですけどね。貯金が増えるってのはいいことですよ。

 

 ボーナスは生活を左右しないが、有休はそういうわけにもいかない。普段の平日ではできない生活をするのが有休だから。なので今日は映画を4本観ます。これだけだと普段の土日と変わらんわな。そういう土日もある。ただ今日は過去を超えるぞ。4本映画を観たあとに、お芝居を観にいきます。観劇ってやつですな。全部で5本のエンタメに触れてきます。前代未聞ですよこんなの。今までやったことない。歴史を作ります。

 

 1本目は『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』を観ました。先週末に引き続き2回目の鑑賞です。こういう映画、何か発見があるとかではないけど複数回観てしまうよな。伏線がどうこうとかではないけど何回も観たくなる作品がホントの傑作だと思う。いいね……。まだ公開されて1週間しか経ってない作品だからそれなりに大きなシアターが割り当てられてるんだけど、平日の朝だから人が少なくてよかった。大きいシアターを独占して映画を観るの、最高に楽しいですね。

 

 

互いに

 そして2本目はディズニー100周年記念作品の『ウィッシュ』。2本目というか3本目もだな。最初は字幕版で観て、その次は吹替版で観ました。こういう映画の鑑賞方法もある。ぼくは普段は字幕版で観るんだけど、こういう作品は両方観るのもアリ。というかディズニー作品はしょっちゅうこれをやってる気がする。それぞれの楽しみ方があるからね。皆さんも是非やってみてください。当然2本分の鑑賞料金がかかるけどな。でもパンフレットとかは2冊買う必要ないから。

 

 100周年記念作品として完璧でしたね。裏を返せば、って部分はあるけど。個人的には満足です。ディズニーが好きな人はこの作品を観て後悔することはまずないだろうし、ディズニーが好きなことを改めて認識させられるような作品でした。ぼくもいろんなIPに目移りすることはあるけど、結局のところディズニーっ子なんだってのを思い知らされた。ある種の宗教ですよ。比喩的なものでなく、ディズニーは最早一つの宗教として確立されている。宗教であり、生き方です。

 

 それを余計に感じさせるのが、同時上映される短編作品『ワンス・アポン・ア・スタジオ -100年の思い出-』。この作品は感謝そのものですよ。おべんちゃらとしての感謝ではなく、本物の感謝を感じた。我々がディズニーの歴史を感じるのと同時に、我々もその歴史を作ってきた一人だと感じさせられる。この短編作品を劇場の大きなスクリーンで観る価値はある。本編の『ウィッシュ』もそうですが、この作品はコミュニケーションですよ。映画館のスクリーンを通して相互コミュニケーションが行われている。

 

 

狂い

 4本目は『ティル』でした。リンチによって殺害された黒人少年の裁判を巡って母親が奮闘する話。痛々しかったな。リンチとか死体の描写とかもそうだけど、そこ以外も全てが痛々しかった。今は人種差別が一切ないなんて思ってないけど、当時はより当たり前のものとして差別が存在していたわけじゃないですか。黒人にとっても白人にとっても、差別が存在するのが日常だったわけですよ。今でこそそれがおかしいと思える感覚があるけど。そして今だって差別は日常に存在している。日常っていうのは誰かにとっての加害性で溢れているものなんですよ。それを意識して生きなければいけない。

 

 そして最後にシベリア少女鉄道の『持続可能彼女』を……。スゴいね。感情の起伏どうなってんだ。最高でした。これがアリならもうなんだってアリだよな……。例の如くネタバレがセンシティブな劇団なのでなんにも言えないんですけど、今回も面白かった。何食べてきたらあんなん考えられるんですかね……。ぼくにはああいう頭のいい笑いは作れない。もちろん場数を踏んできて作れるようになるものだとは思うんだけど、ぼくが同じだけの経験をしたとしてもあれは出せない。

 

 羨ましいわ……。ああいうものが作れる人って羨ましい。結局のところ、ああいうのが一番カッコいいよな……。スマートだと思います。みんな観てないから何言ってんのか分からんのだろうな……。観てくれ。絶対に後悔させないから是非観てください。誰かと一緒に観にいきたいわ。終わった後にいろいろ話したい。そういうことがしたくなるようなお芝居です。あと普段映画ばっか観てるけど、ぼくは劇とかも好きよ。シベ少しか観にいかないけど。映画にはない動きとかそういうのが好き。

 

 こうして忙しい有休は幕を閉じたのでした……。