─2023年11月11日
ぼくは秋田県にいました。
前日まで宮城県・秋田県の出張に来ていたぼくは、東京に帰らずそのまま秋田に残っていた。
それには訳がある。
訳が、あるんです……。
……ね。
なんか秋田来たら……電光掲示板にエビ中のマークが出てて……。
『私立恵比寿中学秋田分校~変わっていくものと変わらないもの~』というライブが開催されるらしいよ……。
ふ~ん……。
どっちか、って話よな。
出張に来たらライブがやっていたのか、ライブがあるから出張に来たのか……。
これ以上は何も言わないけど、出張に来るより先にチケットは持っていたとだけ言っておくわ。
ライブのついでにお仕事ができるなんて最高だね!
エビ中だらけ
今回の『私立恵比寿中学秋田分校』は2015年から開催されているライブで、今回が8回目になる(らしい)。
年に一回秋田で開催されるライブということで、秋田の街自体もエビ中やファミリー(エビ中ファンの総称)に対しての歓迎ムードが出ていた。
これは秋田駅前にあるショッピングモール、秋田オーパにかけられていた垂れ幕。エビ中の楽曲『買い物しようと町田へ』をモチーフにした文章が書かれている。
ちなみにこの秋田オーパ、垂れ幕がかかっているだけではない。
エントランスにはパネルや各メンバーカラーのマネキンが出ていたり……。
『秋田分校』の過去の公演のポスターギャラリーがあったり……。
ABSのラジオ『タマリバ!』でエビ中といぎなり東北産がロケに行った秋田のスポットが掲示されていたり……。
エスカレーターの途中にある広告を挿す場所(あそこのことなんて言うんですか?)にエビ中のロゴが飾られていたり……。
まだまだ紹介していない部分もあるけど、全館が秋田分校仕様になっていました。
これは駅直結のショッピングセンター『トピコ&アルス』の入口前の様子。
「資料室」として過去の公演の写真パネルが掲示されていた。
ちなみにこの「トピコ&アルス」では『秋田分校』のチケットを提示することで館内に入っているお店でサービスが受けられた。
ぼくはお土産屋さんで割引をしてもらいました。
有難すぎるぜ……。
そしてABS秋田放送社屋のラッピング。
10日に撮影したのでこのときにはないんだけど、ライブ当日には各メンバーのサインが書いてあった。
じゃあそっちを写真に収めるべきでは……?
ライブ会場の『あきた芸術劇場ミルハス 大ホール』までも秋田分校ののぼりがズラッと並んでいました。
街ぐるみでここまで盛り上げてるの、スゴいね。
後から知ったんだけど、秋田分校って一回当たり1億円以上の掲載効果を秋田にもたらしているらしい。
そりゃこれだけ歓迎ムードになりますわな……。
当日~開場
ぼくはライブの前日から秋田に泊まっていたので、9時半の開場前物販スタート時間に合わせて会場に行きました。
9時過ぎには会場に着いたんだけど、既にかなりの人が並んでましたね。
ぼくも買いたいものは無事に買えました。
総計26,380円……。
何とも思わないな。
使うべき場面で使うために稼いでいるのだから、額が大きかったとしても何も感じない。このために働いてるし、このために節約してるので……。
ちなみにこの物販を待っている間、外では雹(ひょう)が降っていました。秋田の洗礼を味わった気がする。
東北の冬、ナメちゃいけない。
グッズを買ってから開場するまで5時間くらいあったので、会場の裏にある小さい山に登ったりした。
あとはせっかく秋田に来たので稲庭うどんを食べたりした。美味しかったです。
ちなみに普段ぼくは写真を撮る習慣が一切ないので、この辺の写真は一枚もないです。ライブ関連の写真しかない。
そんなこんなで、開場です。
今回のライブは券種が細かく分かれていて、最前列席・S席・A席・B席・2階最善着席指定席・2階着席指定席・2階C席が存在していた。こんなに券種があるライブって初めてかも。
ぼくは1階席の中で一番ランクが下のB席にしたので、久しぶりに会場の後ろの方からの鑑賞だった。それでもB席の最前列だったんだけどね。さすがFC先行……。
そんなこんなで、開演です。
本編
ライブのオープニングではABS秋田放送のアナウンサーが登場して、生徒会長の小林さんの挨拶がカットされる旨を発表されていた。
ぼくが初めて参戦した回で、毎年の恒例行事がカットされることってあるんですね……。
ぽーちゃんの開会宣言、見てみたかったです。
0.『ebiture』
ebitureで始まるライブ、久しぶりだったかも。
『オケラディスコ』はリミックスだったし、『トライアングルプラネット』以来だったのか。
もっと言えばペンライト持ってライブ観るのもそれ以来でした。
1.『ラブリースマイリーベイビー』(w/キャミソウルブラザーズ)
いきなりアゲ曲が来ると楽しいよね……。
キャミソウルブラザーズのお二人がどういうネタをするのか、結局分からずじまいでしたわ……。
2.『イート・ザ・大目玉』(w/NAMAHAGE郷神楽)
和太鼓、カッコいいね……。
そんでなまはげもカッコいい。
春ツアーや『ファミえん』で何度も聴いた曲だけど、和太鼓が入ることで全然テイストが違った。
3.『ちちんぷい』(w/NAMAHAGE郷神楽)
これも『オケラディスコ』のアレンジが印象的だけど、和太鼓が入った今回のアレンジも結構好きだった。
この曲の持つ無茶苦茶さというか、ワチャワチャ感がより引き出されていました。
4.『kyo-do?』
ここからは再びエビ中だけのステージに。
この曲聴くのも春ツアー以来かもしれない。あの頃はあんだけ演ってたのに……。
久しぶりに聴いたらやっぱり楽しい曲ですわ。
5.『曇天』
最高だった。
この曲は歌っていないメンバーが生活を模した振りをするんですよ。
今回のライブでは照明の角度でそのメンバーの影が会場の壁に投影されてて、なんかそれがスゴい良かった。
6.『大人はわかってくれない』
ホントに?
ぼくがライブに行くようになってから約2年、初めて会場で聴けました。
この曲のマインドをずっと持っていたい。
大人になることって年齢じゃないから。
7.『バタフライエフェクト』
この曲も春ツアー以来ですね。
春ツアーのときはみんな鎖が結ばれていた(?)ので、フォーメーションとかあんまりなかったんだよな。
今回の『バタフライエフェクト』がある意味完全版なのかもしれない。
8.【いぎなり東北産】『ゾンビソサエティー』
待ってましたァ!
楽しみすぎてにゃんこスターみたいになっちゃったね……。
『トライアングルプラネット』から約2ヶ月、いぎなり東北産にハマってからは初めてのライブ。
1曲目は新曲でした。
『恋愛フィルター』とどっちが来るかなって感じでしたが、結果的にはこっちを聴けてよかったです。
ぼくはアゲ曲大好きなので……。
9.【いぎなり東北産】『うぢらとおめだづ』
カーニバーーーール!!!
この曲も楽しい。
東北産は楽しい曲が多いよな……。
だからこそアゲ曲大好きなぼくにハマったんだろうな……。
そして知ってる状態で聴くアゲ曲は最高。
10.【いぎなり東北産】『負けないうた』
泣けます。
ベタではあるけど、泣ける。
エビ中で言うと『HISTORY』とかと同じ位置づけの曲なのかもしれない。
11.【いぎなり東北産】『NIWAKA』(w/中村悠菜)
再びアゲ曲。
『トライアングルプラネット』とほぼ同じようなセトリだけど、東北産はワンマン以外のライブでガッチガチにぶつけてくるイメージがある。
フルパワーを浴びせてくるというか、100を見せつけようとしてくる感じなんですかね。ガツガツしてるのは嫌いじゃない。
あと東北産と並ぶと悠菜の身長の低さがより際立っていた……。
12.【TEAM SHACHI】『START』
TEAM SHACHIの皆さん、初見です……。
もちろん名前は知ってるし、曲も数曲は知ってるけど、パフォーマンスを見るのは初めてですね。
初見のグループのとき、ぼくはペンライトを赤色にしています。
赤がいないグループってあんまりないからね……。
13.【TEAM SHACHI】『湧き曲』
知ってます!
この曲、知ってます!
東北産も最初はそうだったけど、TikTok経由での楽曲の流行りってバカにできないよな……。
14.【TEAM SHACHI】『Rainbow』
東北産のパートと違って、SHACHIは結構聴かせる系の曲が多かった気がする。
これがお姉さんグループの落ち着き……。
15.【TEAM SHACHI】『君にぴったりな歌』(w/桜井えま)
えまち、歌がお上手で……。
歌い出しを任せられただけでなく、その役割を全うするとは……。
エビ中の妹メン、それぞれのかたちでグループに貢献していて素晴らしいと思います。
16.『GO! GO! Here We Go! ロック・リー』
ここからは再びエビ中パートに戻り、1曲目にこの曲をぶつけてくる。
歌い出し前のフォーメーションで声が上がるほど、オタクを狂わせる曲。
まぁ楽しいからね……。
17.『オメカシ・フィーバー』
いいんですか?
このライブ、楽しい曲しかやらないね……。
全部の振りが楽しいよね、この曲。
18.『Family Complex』
やると思ってなかったからビックリしちゃった……。
この曲を特別扱いせずに一緒に歩いていくって姿勢、受け入れます。
19.『ハッピーエンドとそれから』
やったぁ!
この曲をライブで聴けたの、いつぶりなんですかね……。
少なくとも今年は聴いていない気がする。
好きですよ、『ハピそれ』……。
20.『まっすぐ』
この曲は逆に『ファミえん』以降めちゃめちゃ聴いてる気がする。
そして聴く度にクオリティが上がっている。
21.『制服”報連相”ファンク』(w/藤原美幸一座)
やったぁ!(2回目)
こんなに秩序のない『”報連相”ファンク』、初めて観ました……。
最高です。
22.『でかどんでん』(w/藤原美幸一座)
これが伝説の「みゆきちゃんの『でかどんでん』」ってやつですか……。
こりゃたしかにスゴいわ。
楽しすぎるし、楽しそうすぎる。
23.『星の数え方』(w/ぴりな・合唱団チェチーリア)
なんとお上品な……。
合唱団って歌が上手なんですね……。
そんでそれに負けないくらいエビ中も歌が上手い。
24.【いぎなり東北産】『わざとあざとエキスパート』(w/ノースアジア大学付属明桜高校吹奏楽部)
再びいぎなり東北産。
『わざとあざと』もTikTok経由で流行った部分もあると思うが、ライブで聴いても十分楽しいんだからスゴいよね。
吹奏楽バックの『わざとあざと』、騒がしすぎて楽しい。
25.【TEAM SHACHI】『Rocket Queen feat.MCU』(w/ノースアジア大学付属明桜高校吹奏楽部)
SHACHIってロックマンとコラボしてんの?
スゲ~……。
もともとブラスバンドアレンジのバージョンもあるということで、曲としての親和性は素晴らしかったです。
26.『涙は似合わない』(w/全出演者)
この曲はホントにライブの〆に合いますね……。
特に今回のようなカーテンコールとしての役割を担うのはこの曲しかないのかもしれない。
最高に幸せなライブの終わり方でした。
総括
この『秋田分校』、今回が初めての参加だったんですが最高ですね……。個人的にはエビ中と東北産が両方観られるのがお得すぎる。今回はSHACHIも参加してたわけだけど、さすがにSHACHIまでハマり始めたらとんでもないことになるので気を付けます……。
街ぐるみでこのライブを歓迎している感じがして、ローカルツーリズムやコンテンツツーリズムとしての側面からもかなりの影響力があるように感じました。このライブが秋田に与えている影響は想像以上なのかもしれない。
ただ単に「秋田で開催するライブ」というところではなく、「秋田に寄り添ったライブ」であり「秋田と一緒に作るライブ」なんですよ。秋田の出演者も多いし。ある種のご当地ライブというか、ここならではのライブではある。エビ中自体も秋田にかなり愛着があることが感じられるライブでした。
来年もまた秋田に来たいです! 楽しかった!
余談
ライブが終わったのが18時前くらいだったんですけど、ぼくはそこから走って18:16秋田発の新幹線に乗りました。
この約20分間で新幹線のチケットを変更し、ホテルに預けていたスーツケースを取りにいった。過去最速タイムですね……。お土産を前日に買っていたのが功を奏しました。
そして帰りの新幹線の中で、東北産の年末ライブのチケットを買いましたとさ……。今回のライブを観て覚悟が決まったので……。
そして後日、渋谷で開催されている『いぎなり東北ミュージアム ~伝説への決起集会~』に行きました。
『秋田分校』がエビ中は年内最後のライブだったので、12月は東北産を楽しむ月にしようと思います……。
秋田でエビ中を観て、東京で東北産の展示会に行くのも不思議な感じだな……。