2023年1月15日(434日目/1052日目)
拍手×2
謎
映画デー。映画館に行く日はだいたい一日で3本観るので、日記が書きやすくてありがたいです。別にそのために映画館に行ってるわけではないんですけど……。でも結果として日記を書く上ではかなり便利な日になっている。毎日映画3本観るようにしようかな。仕事の日だって会社のパソコンでアマプラとかDisney＋にログインすれば観られますからね……。それをやりだしたらホントにお終いなんだけどな。
今日の1本目は『モリコーネ 映画が恋した音楽家』でした。映画音楽の作曲家であるエンニオ・モリコーネの人生を辿るドキュメンタリー作品。『ニュー・シネマ・パラダイス』とか『ヘイトフル・エイト』とかの音楽やってた人ね。ぼくも彼のことは名前と有名な作品くらいしか知らなかったんだけど、めちゃめちゃ良かったです。一般的にはなかなかスポットの当たりにくい映画音楽について深掘りするような作品だった。ホントだったら能動的にこの作品を観ないような人に触れてほしいんだろうな。
ただな〜！ エンドロールで出ていく人が多すぎた。3時間近い長尺の作品だからなのかもしれないけど、よりによってこの作品でやるかね。この作品観たうえでよくそんな真似できるな……。中には上映後に拍手をしている人もいたので、かなり観客層が分かれているように感じた。いやホントにエンドロールで出ていった人たちは何しに来たの……？ スゴいな。逆によくお金払ってこの映画観に来ようと思ったね……。
またも
2本目は『SHE SAID／シー・セッド その名を暴け』を観ました。これはなかなか……。結構観るのに体力が要る作品だった。人によっては観ない方がいいのかもしれない。それくらい生々しい作品だった。ハリウッドでの性加害についての作品なんだけど、観ててシンドい場面とか結構ありました。直接的に表現されてるわけではないんだけど、観ていて辛い描写が多かったです。あんまり気軽に人にオススメできる作品ではなかった。良かったけどね。
今回描写された事例以外にも実際は同じような加害・被害が山ほど起こってると考えると、この作品が持つ意味と影響は微々たるものとすら思えてしまう。ただこの作品は大きな影響を与えることよりも、既に存在している大きな成果に対する称賛的な意味合いの方が大きいように感じる。もちろんそこで止まってはいけないんだけど、そこを見つめる必要もある。その存在を無視して進み続けることはただの無謀なので。足跡を無駄にしてはいけない。
この作品も終わったあとに拍手してる人いたな……。さっきと同じ人ですか？ なんならエンドロールくらいでしてたかも。別に拍手することを否定はしないが、こういう一般上映でもいるんだね……。試写会とか最速上映回とかでしか出会ったことなかったからビックリしました。流行ってんの？実際のところ、マナー的にはどうなんだろうな。ぼくは不快かどうか以前にビックリしちゃったんだけど。あの上映回にいた全員にアンケート取りたかったな。｢上映後の拍手、どうでしたか？｣ってアンケートを取りたい。
ジレンマ
本日の〆には『恋のいばら』を観ました。城定秀夫監督の作品なんだけど、これがまた良い。ぼくは彼のことを『アルプススタンドのはしの方』で知ったんだけど、今までの監督作品にはいわゆるピンク映画が多いらしい。そういう前情報だけ持って『アルプススタンドのはしの方』を観たときにやたらとサッパリした印象を覚えて、それ以来好きな監督です。『ビリーバーズ』はタイミングが合わなくてまだ観られていないので早く観たい。
やや複雑というか、構造的に癖のある作品ではあった。あんまり作品の感想で｢癖がある｣って言うのは好きじゃないんだけど、一言で表現するならこの言葉がとても楽。そういう複雑な構造ありきの作品ではあるのかもしれないけど、結果的にそれがこの作品に必要な雰囲気を演出しているのかもしれない。これ何言ってるか伝わってんの？ ネタバレ避けながら感想書くのって難しいね！ 観ろ！ 観りゃあ分かるから！ 癖はあるけどアクがあるわけではないのでそんなに違和感なく観られる作品ではあると思う。
今回は拍手する人いなかったです。もう帰ったんかな。1本目と2本目はたしか一昨日公開したばかりの作品だったので人が多かったのもあるのかもしれない。『恋のいばら』は先週公開でしょたしか。とはいえ単館系の作品だし上映劇場も回数も少ないので人が集まりがちではあるが。やっぱり大手シネコンで単館系の作品観るのはいろいろと大変なのかもな。かかりつけのミニシアターが近くにあった方が何かと便利な気はする。
ホントにアップリンクがあんなことさえしなきゃ……。
