プカプカおさかな委員会

たかとけいたが日記やらなんやらを載せる場所です。おさかなも委員会も関係ありません。

【日記】インプットデー

2022年11月26日(383日目1001日目)

インプットデー

 

 

王様じゃ

 今日の日記は忙しいぞ〜。なぜなら映画を3本観たから。日記の構成的に映画を3本観ちゃうとそれだけでもう書くこと埋まっちゃうのよね。まぁ全然問題ないんですけど。他に書くようなこともない。こっちで映画のレビューを書くようになってからFilmarks使わなくなったよな。平日だから試写会の応募もしてないしただただぼくのホーム画面の場所を取っているアプリに成り下がってしまった。ゴメンな……。過去の自分のレビュー読み返したりするときに使うからな……。

 

 今日の1本目は『ザ・メニュー』でした。これ、怖いやつです。とは言ってもビックリさせてくる感じのやつじゃないので楽しんで観られました。なんだかよく分からない部分も多かったな。「芸術的っぽい感じにしておけば何でもかんでも許されると思うなよ」的映画だった。面白くなかったわけじゃないんだけどね。基本的には「好き勝手作って満足いく作品にしてくれ」と思っているけど、だからと言って観客を置いてけぼりにしていいわけではない気がする。「着いてこれるやつだけ着いてこい!」なら別だけどね。

 

 高級レストランが舞台だったのでオシャレなコース料理がいっぱい出てきてたんだけど、子ども舌だからまるで惹かれんかったな。生牡蠣出てきたときも「お腹壊しそ〜」って思ってた。もっとバカのコース料理作ってくれないかな。「前菜:サッポロポテト」みたいなのでいい。コースって料理に体験を伴わせがちなので、そういう部分はねるねるねるねみたいな知育菓子で補っていこう。お菓子の国の懐石料理?

 

 

多面

 そのあとは『母性』を観た。『マイ・ブロークン・マリコ』に続いて永野芽郁が主演の邦画だな。これはなかなか良かったね……。歪んでいてとても良かった。人間ってのは基本的に外側からは何も見えないようにできていて、人によっては中を見せたりもしている。ただその行為なしに個人がどういった歪みを抱えているかを理解する方法はないし、内側を見ただけで理解したつもりになるのもおこがましい話ではあるんだよな。ぼくたちは映画という手法を通じて当事者目線で歪みを認知することができるけど、実際にこれをしようとするととんでもないことになる。

 

 やっぱりちゃんとモノ考えながら生活してる人間の方が生きるのは大変なんだなって思ったわ。あんまりいい表現ではないけど、バカみたいな生き方をしている方がよっぽど楽なのは事実。でもそれができない人間なんてごまんといて、そういう人たちが毎日苦しみながら生きている。個人的には自分の周りにはそういう人にいてほしいけど、なんせシンドいからね。そういうのに限って空っぽの奴が分かったような言葉吐いてくるんだよな。分かる。分かるよ。

 

 「母」と「娘」が両立するってのは複雑なテーマだと思った。言われてみればたしかにそうなんだけど、意識しないと見えない部分ではあるし。人間はたくさんの面を持っていて、「親」「子」「兄」「生徒」「後輩」「上司」など複数の立場を持っている。だからこそ他人の認識と個人の振る舞いとの間で乖離が生まれたときに拒絶反応にも近い違和感を抱いてしまうのだろうけど、これを押し付けるのはぼくは違う気がする。立場と同様に態度も両立するものだと思うので、何か一つの属性を切り捨てなければいけないとかそういうことは一切ないと思う。

 

 

好きです

 最後に観たのは『奈落のマイホーム』でした。こりゃ面白いぞ。韓国作品なんだけど、「地盤沈下で地下500メートルまで転落したマイホームに取り残される」っていうテーマだけで面白いよな。個人的には韓国映画って結構ダークなものと底抜けに明るいものの2通りに分類できると思ってるんだけど、今回の作品はその間くらいだった感じがする。比較的暗めな場面も多かったけど、社会的なメッセージが込められているとかそういうわけでもなかったし。そこも韓国作品にしては珍しい気もした。

 

 ぼく韓国作品のユーモア大好きなんですよ。これは予告編に出てた部分だから書いちゃうけど、今作も転落したマイホームのマンションに取り残された父親と子どもが再開する場面があるんですよ。そこで泣いてる子どもに父親が「母さんが待つ家に帰ろう……!」って言ったあとに「ここが家だけど……」って言うの。最高じゃない? こういうギャグって実際にこんな場面に出くわしたら絶対に言わないじゃないですか。そういうシーンで不意にユーモアを入れられると笑ってしまう。完全に緊張と弛緩ですよ。

 

 そういえば『犯罪都市 THE ROUNDUP』は観に行けそうにないな……。マ・ドンソク兄貴に映画館で会いたかったぜ……。もうどこの劇場も深夜帯の上映になってるんだよな。やっぱり公開日から小さいスクリーンでやってる作品は早めに観に行かないと干されちゃうよな……。とはいえぼくの予定とか気持ちの山とかが全て重なったタイミングでしか映画館にも行けないしな……。でも配信で観るのもアレだし……。こうやって観たい作品をどんどん逃してしまう。

 

 大学生の頃の時間が欲しいよ……。