2022年3月9日(122日目/740日目)
恨み晴らさで
よーいドン
書くことが山ほどあるので前置きなしで行くぜ。まずは昨日の話から。「試写会だけのために家出るのもアレだからなんか映画観よっかな」って話を昨日の日記でしましたが、結局終映時間がちょうどよかった『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争』を観ました。ドラえもんの映画って久々に観たけど、めちゃめちゃ音デッカくてビックリした。あと「どう? 面白いでしょ?」感満載の狙いすましたボケが子どもに全くウケてなかった。世代や立場を超えて笑いを取ることって難しいんですね。
試写会は『SING/シング ネクストステージ』でした。ミュージカル作品の続編って大体導入の1曲目がブチ上がってるから最高よな。作品自体もなかなか良かった。ところどころで引っかかるところはあったけど、ファミリー向け映画としては割と好きだった。子どもももちろん楽しめるし、その中で大人にしか見えないメッセージもはっきりと示されていた。てかぼく前作ってどこで観たんだっけ。映画館で観てない気がすんだよな。テレビで観たのかな。
あと声優が良かった。芸能人の方が吹き替えをやっているキャラクターが多かったんだけど、歌はもちろん演技も違和感がなかった。特にアイナ・ジ・エンドさんは名前しか知らなかったんだけど歌がめちゃめちゃ上手くて、かつキャラクターにしっかりハマっていた。芸能人の吹き替えとかゲスト声優って棒読みが多くて鑑賞する上でノイズになることが多いんだけれど、今作はそれが一切なかった。『映画ドラえもん~』でミルクボーイをキャスティングした人は反省してください。ミルクボーイが可哀相だわ。
悲し思い出
そんで宣言通り今日も映画を観ました。今日の1作目は『ゴヤの名画と優しい泥棒』。めちゃめちゃ抽象的だけど、フランス映画っぽかったかも。フランス映画っぽかったというか、イギリスが舞台になっている感じがあまりなかった。作品自体はとても満足できました。ご都合主義的な部分もあるけれど、それがノンフィクションだということに希望を感じられる作品だった。ぼくたちはまだ人間を諦めてはいけないのかもしれない。
2作目は『ナイル殺人事件』を観た。アガサ・クリスティーの小説を基にした作品で、ナイル川を渡る豪華客船を舞台にした殺人事件に探偵エルキュール・ポアロが挑むミステリー映画。原作は読んだことがなかったので、作品と同時に推理を楽しむことができた。ただそこまで文章的な演出や表現がなかったので、原作の雰囲気を求めて鑑賞するとズレが生じるのかもしれない。あくまで映像作品として制作されたものなので。これ単体で楽しむ分には全く問題点はないと思う。
この作品は前作があって、同じくアガサ・クリスティーが書いた『オリエント急行殺人事件』が2017年に映画化されているんだよね。当時高校生だったぼくはまだ原作を読んだことがなくて、この作品の公開を楽しみにしていたのを覚えている。でも公開前に高校の英語の授業で原作の洋書を読んでこいって課題が出されて、泣く泣くネタバレを喰らってそのまま意気消沈して映画を観に行かなかったという苦い思い出がある。あんな時期に読ませんなって。映画公開前に原作読ませるとか絶対やっちゃダメだろ。ましてやミステリーだぞ。犯人分かっちゃったじゃん。
乞うご期待
今日は映画を観たあとはそのままホワイトデーのお買い物をしに行った。2ヶ月連続で甘いものがたくさん売っているところに行けるのはなんだか楽しくてワクワクする。ただホワイトデーの催事、会場の規模がちっちゃすぎませんか……? バレンタインデーのときはもっと広かったじゃんか。ドッヂボールできるくらい広い会場こさえてやってたじゃん。なのにホワイトデーはデパ地下に最初から入ってるお店と臨時で設営した数点だけって……。もっと色々選ばせてよ~!
ぼくは人に贈り物をするときの金銭感覚を司る神経回路が焼き切れているので、値段とか一切気にせずに買ってしまう。これは冗談じゃなくてマジなんですけど、大好きなお友達に喜んでもらえるならそれだけでプライスレスじゃないですか……。あとその混乱に乗じて自分の分も買おうという魂胆もある。値段がかさめばかさむだけ自分の分で増えても誤差カウントになるんで。
ただこの選択が負担になることも分かっていて、やけに高いものを買ってしまうと相手に申し訳なさを感じさせてしまうこともしっかり理解している。そこのバランスって難しいよね。てかぼくは値段が分からないように絶対値札付いたものを渡さないようにしてるんだけど、なんでみんな大体の価格を肌感覚で推測できるの? メルカリの機能かよ。あとすんな、そんなこと。黙ってもらってくれ。こっちがあげたいだけなんだから。
もしかしてぼくお年玉あげるおじいちゃんおばあちゃんみたいなこと言ってる?