プカプカおさかな委員会

たかとけいたが日記やらなんやらを載せる場所です。おさかなも委員会も関係ありません。

【日記】勘弁してくれ

2022年4月19日(163日目/781日目)

勘弁してくれ

 

 

求:マキシムトマト

 ただいま~! ついに会社に戻ってきたぜ! 今日からしばらくは会社で研修をする日々がまた始まった。これで遠くに行くこともなくなったわ……。今日、昨日家出た時間よりも遅くまで寝てられたもん。やっぱり会社が一番だよな~! というかぼくの家が奇跡的に会社とそこそこ近い場所に位置しているだけなんだけど。電車で30分だからね。30分ってちょうどいいよね。ぼくは基本的に移動中にしか音楽を聞かないんだけど、30分よりも短いとちょっと聞き足りなさもあるし、かといって1時間とかなってくると遠すぎて疲れそう。疲れて帰るのに1時間かかるのは嫌だよな。分かる。バイトがそれだったから。

 

 今日は先週末から昨日にかけて行った社会科見学じゃねぇや施設研修の振り返りをしました。「たてものがおっきくてすごかった。」みたいな、テレビのニュースでインタビューされた幼稚園児みたいなこと言うだけかと思ってたらなんかしっかり反省会みたいなのした。そうだよね~。流石に社会人だからね~。「トラックがたくさんはしっててかっこよかった。」みたいなのはダメだよね~。まぁぼくだってマジメにやろうと思えば全然できるので、ちゃんと素晴らしい意見を出しましたよ。「建物の規模がとても大きくて素晴らしかったですし、トラックも行き交っていて迫力を感じました」みたいな。

 

 午後はいろんなお話をひたすら聞くターンだった。人事評価制度とか福利厚生とか勤怠管理とかパソコンの使い方とか……。ここも地味にキツかったな。そういう専門的な分野に対する知識がほとんどないので何言ってるのかあんまり理解できなかった。今までの施設研修みたいにドデカくてツラいのじゃなくて、ジワジワとダメージが蓄積されていった。イメージはアレです。『星のカービィ ウルトラスーパーデラックス』の「格闘王への道」にある「中ボスオールスターズ」みたいな。個々のスケールはデカくないけどダメージ蓄積で連戦強いられる感じ。いたもん、コックカワサキボンカースバグジー

 

 

はよ

 そういや福利厚生の説明、一瞬で終わってしまったな。ぼくが聞きたかったのの説明が一切なかった。映画安く観られるって聞いたんですけど! あの! 映画の割引の説明してもらっていいですか! 一般料金1900円ってめちゃめちゃ高いからな……。学生料金から400円も上がってるのよ……。説明してくれないんだったらせめて水曜日を休みにしてくれ。サービスデーだから、大体どこの映画館も。それか勤務時間を16:00~18:00とかにしてよ。レイトショーはみんな仕事帰りに観て混むから午前中の回観させてほしいし。ダメ? ダメなら割引の説明してください。

 

 あと福利厚生なのかなんなのか分かんないんだけど、何らかの書類にサインをした。説明はされたんだけど内容が難しすぎてよく分かんなかったんだよな……。名前書いて生年月日書いてハンコ押した。これマズい書類だったらどうするよ……? 「たかとけいた、これから定年まで無給・無休で弊社に仕えま~す!」みたいな契約書だったら終わりよ……? 可能性はゼロではないからな、説明をよく理解できなかったから。この先とんでもないことになる恐れがある。ちゃんと読んどきゃよかった……。万が一ホントにそういう契約書だった場合、流石に勉強料としては高すぎるからなぁ。

 

 ぼくは今日の午後聞いたことの何割を理解できたのだろうか。逆にみんな理解してた? 同期のみんなだって「分かんね~」って思いながら理解してるフリしてうなずいてた可能性だって大いにある。でもみんな優秀だからな……。きっと分かってるんだろうな……。だとしたら教えろし。助け合っていこうや同期なんだから。ぼく、同期の中で一番ポンコツな自信あるしな。高校時代を思い出すぜ……! 学年で下から7番目までに入っていたあの高校時代をなァ!

 

 

研修の鬼

 研修もあと1週間くらいで終わりらしい。早いね~。厳密にはもうちょっとだけ続くんだけど、そこでいったん一区切りついてその後は配属先でOJTを行う。ぼくが入社してからまだ2週間ちょっとしか経ってないの……? 流石にそれはウソだわ。3ヶ月は経ってる。3ヶ月は経ってるしあと6か月は研修は続く。じゃないとムリだって……。一生研修でいいかもな。社会人として大事なことや会社に対する理解を深め続ける。そしてそのまま定年退職を迎える。いいじゃん。隠されたままの隠し玉ですよ。会社の中で大事に大事に育て上げたピッカピカの泥だんごみたいなパーフェクト社会人を作り上げよう。

 

 そんでその人に研修任せればいいじゃん。”研修のプロ”としてその人は生きていく。研修で学ぶこと以外は一切知らないけど、逆に研修の内容に関しては右に出る人はいない。世界一の研修受講者を決める大会「ワールド・ケンシュニスト・グランプリ」で史上初の3連覇を成し遂げ、老若男女から絶大な支持を集めるトップ・オブ・ケンシュニスト。ぼくはそんな社会人になりたいです。研修に関する本も出すし外部の講演会に呼ばれたりもする。年に2回くらいバラエティ番組に出たりもする。アニメ映画のゲスト声優もする。んで下手すぎて叩かれる。「でも声優は研修に組み込まれてないから」って擁護をされたりもする。

 

 よくさ、社長が一般従業員に変装してお店で働くドキュメンタリーみたいなの海外であるじゃん。あんな感じで入社式に新入社員として紛れ込んで、研修の開始と同時に「やれやれ、今年の新入社員は期待外れのようですね……」って言いながら前に出ていきたい。社長とかに「まぁまぁ、お手柔らかに頼むよ」って言われたりもする。そんで厳しい研修をするんだけど、それを乗り切った新入社員たちは素晴らしい社会人となって配属されて華々しい活躍をする。そんなケンシュニストになりたいですぼくは。

 

 でもずっと研修期間中なので常に試用期間ではあるし、定年退職までずっと初任給のままではある。