2022年3月19日(132日目/750日目)
書くく
俺ちゃん
雨めちゃめちゃ降ってるね。雨めちゃめちゃ降ってるけどそんな話をしている場合じゃないんだ。なぜなら昨日のことを書かなきゃいけないから。別に書かなくてもいいんだけど、なんか気持ち悪いじゃん。わざわざ予約投稿しなきゃいけない用があったのにそれに触れないのはモヤモヤが残る。なので書きます。
昨日はまず映画館に行って『THE BATMAN ─ザ・バットマン─』を観ました。3時間超という長尺の作品だったんだけど、それを感じさせない展開だった。小細工のないようなシンプルな作品なんだけど、それでも十分満足できるほど王道欲をしっかりと満たしてくれる作品でした。DCEUじゃないからこその良さなんだろうなそこは。
あと画面めちゃめちゃ暗い。ずっと暗い。｢何も映ってなくない？ 上映機材壊れた？｣って思うくらい真っ暗なシーンとかもあった。照明の節約とかだと思ったわ。｢暗いやつだな。DC出身かよ｣というデップーのセリフを思い出した。DCって雰囲気暗い作品多いよな確かに。だから自ずと画面も暗くなる。
入口
そのあとは連続で『ガンパウダー・ミルクシェイク』を観た。これもアクションだね。面白かったです。単発作品なのでなんとなくB級感もあったけど、それは作品の質が低いとかではなくて予習なしでも観られる取っ付きやすさって部分なんだと思う。アクション作品ってブランドがないと差別化が難しかったりする印象があるんだけど、この作品はそれを上手く使ってたと思う。
ぼくは観られなかったんだけど、ちょっと前に公開されてた『355』って作品とこの作品で共通しているのが、｢女性主人公がアクションをする｣ってとこで、男性の登場人物がバディになったりしないってのは最近増えてきた気がする。過去の映画業界に対するカウンターではあると思うんだけど、そういうことをできる作品は大体が観ていて時代錯誤的な違和感を抱くことがないので、ノイズがなくて気持ちいい。
｢こういうのはフェミニズムを意識した無理矢理なキャスティングだから嫌だ｣っていう意見もあるし、正直に言うぼくも勉強が足りなかったときはそう思ってたけど、今まで男性中心的な映画制作によって活躍の場を奪われていた分それを取り返す機会が必要なんじゃないかなと今では思う。これは性別だけじゃなくて人種とかでもそうだけど。そんなん気にならないくらい当たり前のものだと認識される時代が早く来るのが一番いいんだけどね。
オモロの夜は
夜は『説明できないことを言うう Vol.3』というイベントに行っていました。｢辛いものを食べると過去に戻れる｣｢強い言葉は実は弱い｣など、説明できないけどなんとなく頭の中で思っていることをつらつらと語るイベントです。オモコロというウェブメディアで活躍しているライター・漫画家の原宿さん・みくのしんさん・長イキアキヒコさん、寺田大熊猫楠さんが登壇してたんだけど、みなさんそれぞれの思想があって面白かった。
ぼくが日記で書いてることは大体が｢説明できないこと｣なので、自分以外の人のそういう部分を知ることができたのは面白かった。他人の思想を知るのってすごい面白いんだよな。特に説明できないことっていうのは自分の中で固まりきっていない部分だから、ライブ感のある思想に触れることができる。そういうものが自分の持っているものと反応することもあると思う。
イベント後には物販がありました。みくのしんさんのステッカーを買ったんだけど、そのときにみくのしんさんがオモコロでやっているラジオの感想を伝えたら｢目がマジじゃん！｣って言われた。まぁ、はい。マジです。長イキ先生には代表作『ギャル医者あやっぺ』の単行本にみくのしんさんとかまどさん(みくのしんさんとラジオをやっているウェブライター)の絵を書いていただきました。かまみく……。原宿さんとはマンション理事会や民主主義のお話をした。場外言ううって感じだった。是非次回も行きたい。
という説明できないことでした。
